「ちぎり」の取り組み[日常生活]

介護の考え方や方法は時代の流れと共に変化しています。
決められた時間に決められたことを行う『集団ケア』が主流だった特別養護老人ホームは、2000年の介護保険導入で大きく変化しました。『個別ケア』が重視される時代になったのです。
「ちぎり」の介護のキーワードは『その人らしく』。入所者様一人ひとりを知り、その方の送ってこられた生活習慣を大切にし、その人らしく生活して頂くために日々努力しています。

【入浴】安心体制でのサポート入浴

ゆったりとしたスペースの中、檜の香りに包まれてご入浴いただけます。
最初から最後までマンツーマン入浴にて、一人ひとりが安全でゆっくりとくつろいでご入浴いただけます。「個浴」「座浴」「寝浴」と3種類のお風呂を設置しております。
どのような方でも、安心して入浴いただけます。

  • 方針:その方に合った入浴方法で対応する
  • 基本的な考え方:入浴介助はリラクゼーションを守る事。



【食事】併設の厨房より、できたてのお食事を提供

毎日のお食事は管理栄養士が個別の栄養マネジメントを実施しております。
できたての温かいお食事を楽しんでいただけます。
ユニットでは個別にご飯を炊き、入所者様の前で盛り付け、ご家庭で過ごしているような雰囲気です。
従来型では利用者様全員で食堂に集まり、ワイワイ愉しく食事を楽しんでいただけます。

  • 方針:1人1人に合った食事形態を考え、経口摂取の継続を目指す。
  • 基本的な考え方:食事介助はコミュニケーションを大切にする事。



【排泄】生活の質を大きく左右する介護の基盤の排泄ケア

排泄介助は羞恥心を刺激するケアであり、人間としての尊厳に関わるケアです。
個人のプライバシーを確保し、個人の尊厳を守るよう努めております。
トイレにて排泄できる可能性が少しでもあれば、多職種と協力しできるかぎりトイレで排泄していただけ支援します。

  • 方針:できる限りトイレでの排泄を試みよう。
  • 基本的な考え方:その方の排泄のタイミングをつかみ、1人1人に合わせた排泄介助を行う。


[自立支援介護を目指しています]

「ただお世話をする」ということから
「自律を支援するように働きかける」ように


自律支援介護とは「水分摂取・栄養・自然排便・運動」の重要性に着目し、体調を整え、活動性を上げることで体力を回復し、意欲や活力を取り戻すことを基本に自立を支える介護です。