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[2017-03-31]炊き出し訓練【千両荘】



 先日、業務で豊川市役所市民課に行きました。



 案内係の職員さんが私に言いました。



「申し訳ないですが、約2時間待ちになります」



 普段は待ち時間ゼロでいけるのですが



 卒業、入学、転勤等でこうも混雑するのか?と思いつつ



 2時間待ちという驚愕の一言を聞いて2分で市役所をあとにした服部です。




  余談はここまでにして、ここからが本題です。






 この地域に大きな地震が発生しました!


 
 電気ガスが使用できなくなりまた!



 


  という事態を想定して3月24日(金)千両荘では




「炊き出し訓練」を実施しました。





 今回の「ベストショット」です!


 昔を思い出し、身の前に乗り出しながら空気を入れてくれました。









 千両荘にはこんな大きなハソリ鍋がありますが、



 10年以上使っていなかったので今回久しぶりに日の目を浴びました。




 この大きな鍋は防災倉庫に眠っているので




 職員さんに場所の確認をしてもらい、組み立て方法を覚えてもらいました。




 その後は非常用水を鍋に入れ、火を起こしお水をお湯に変身させます。




※全員マスク着用していますが、千両荘の素敵な看護師さんです。




 2リットルのペットボトルを約36本入れるといっぱいなります。
 (約72リットル入る計算です)




 この量のお水をお湯に変身させるのはけっこう大変でしたが、




 火起こしは奥三河出身で山の散策と火起こしが大好きな職員2名にお願いしました。




 


  最強タッグのお二人でも沸騰するまで約50分かかりました。




  やってみないと分からないことであり、今後の参考になりました。




  次回は私含めて火起こしに慣れていない職員が体験したいと思います。




  ・・・・きっと1時間以上かかってしまうでしょう(笑)
 



  火が起きたら竹で空気を入れます。(・・・道具の名前は分かりません)


 
 

  偶然居合わせた夜勤明けの職員にもお願いしました。

 

  
  見方によると怪しい写真にも感じますが


  

  変なものを吸引している写真ではありませんのであしからず




  物珍しいのか??皆が代わる代わる吹いてくれます。






 






 見学に来ていた入所者様も吹いてくれました。





  沸騰したら非常用アルファ米にお湯を注ぎます。















  こんな説明書があるのでこちらを見ながら作っていきます。



  お湯で作れば約15分で炊き上がります。




  ちなみに5℃のお水であれば150分で炊き上がるらしいです。



 次は本日の主食になるカレーを作ります?温めます。







 






 非常食ですが、カレーの美味しい香りが漂い、食欲をそそられます。


 
 



  あっという間に災害用カレーライス&パイン缶詰&バナナの完成です!!


 

 



 

 いろいろなご意見が出ましたが、それも炊き出し訓練を実施したからこそ



 気づけたことだと思います。






 本当に災害が発生した場合は1日3食は難しいかもしれませんし、




 一人の量も今よりも少なくなるかと思います。




 消防、自衛隊などの公的機関の援助が来るまでいかに





 千両荘の備蓄品で耐えるかが問題になってくると思います。




 お湯を作ることに苦労した部分など、今回の訓練ではいろいろな




 反省点・改善点が浮き彫りになりました。




 いつ発生するのか分からない「災害」に備えて




 今回の教訓を今後の防災対策に活かしていきたいと思っています。





 

 防災とは直接関係ないですが、少し暖かくなったら




 この鍋で豚汁を作ったら美味しいだろうなぁ~と思いました。









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