スタッフブログ
[2018-08-31]ミドリさんのこと〖平尾荘〗
お客様がいらっしゃいました。
4月まで平尾荘にいらっしゃった、ミドリさんです。
到着すると、仲良しだった
入所者が気づき、駆け寄りました。
突然のことで、びっくりし、
涙が出てしまったようです。
昨年の敬老の日には、
愛知県知事より、百寿のお祝いに
素敵な扇子をいただき、
とても喜ばれていました。
ミドリさんは、少しずつ年を重ねるうち、
不自由なことが増えてきました。
平尾荘のみんなに、
自分が弱っていく姿を見せたくない…
という思いが日に日につのり、
ミドリさんの強い希望で、
今年4月に千両荘に入所されました。
千両荘では、環境が変わったことや、
今までと勝手が違うこと、年齢のことも
あったのか、元気がなくなってしまったようです。
食欲もなくなってきて、心配していたところ、
介護士さんから、ミドリさんの
「やってみたいこと」を聞くと
『カニが食べたい!』
希望を叶えるために、ミドリさんなりに
努力されたのでしょう。
いよいよ、カニを食べに出かけることに。
そして、とても仲の良かった
「平尾荘の友達に会いに行く」
というもう一つの希望を叶えに
来てくださったのです。
職員のことも、よく覚えてくださっています。
一番会いたかったヒビさんと。
ヒビさんは、「泣けてきちゃうから…」と
なかなか近寄らず、部屋に入ってしまい
そうでした。
女心は、複雑です。
本心は、話がしたくてたまりません。
いろんな言い訳を言ったあと、
ようやくミドリさんのもとへ。
話し始めたら、止まらない…
そんなヒビさんは、
毎年、千両荘の納涼祭に誘っても
「足が悪いから…」
という理由で、参加されていませんでした。
ところが、今年は、一番最初に、
「行きたい。」と言われました。
理由は、もちろん
『ミドリさんに会いに行きたい!』
からです。
この時ミドリさんは、居室のベットに
いました。少しだけ話ができたようです。
ミドリさんに会えたヒビさんは、
納涼祭を十分楽しまれました。
そして、今回、たっぷり話をした後、
朝、晩、お参りしていた仏壇にも
手を合わせ(仏壇が入ってませんが…)
次回は、「うなぎを食べに行く!」
と元気いっぱい、おっしゃって
帰っていかれました。
いくつになっても、
やりたいことや、叶えたい夢が
あるということは、
生きる支えや、希望になっているのですね。
当たり前のことで、
とっても大切なことなのに、
私たち自身が、
忘れていることのように思えます。
宮道
4月まで平尾荘にいらっしゃった、ミドリさんです。
到着すると、仲良しだった
入所者が気づき、駆け寄りました。
突然のことで、びっくりし、
涙が出てしまったようです。
昨年の敬老の日には、
愛知県知事より、百寿のお祝いに
素敵な扇子をいただき、
とても喜ばれていました。
ミドリさんは、少しずつ年を重ねるうち、
不自由なことが増えてきました。
平尾荘のみんなに、
自分が弱っていく姿を見せたくない…
という思いが日に日につのり、
ミドリさんの強い希望で、
今年4月に千両荘に入所されました。
千両荘では、環境が変わったことや、
今までと勝手が違うこと、年齢のことも
あったのか、元気がなくなってしまったようです。
食欲もなくなってきて、心配していたところ、
介護士さんから、ミドリさんの
「やってみたいこと」を聞くと
『カニが食べたい!』
希望を叶えるために、ミドリさんなりに
努力されたのでしょう。
いよいよ、カニを食べに出かけることに。
そして、とても仲の良かった
「平尾荘の友達に会いに行く」
というもう一つの希望を叶えに
来てくださったのです。
職員のことも、よく覚えてくださっています。
一番会いたかったヒビさんと。
ヒビさんは、「泣けてきちゃうから…」と
なかなか近寄らず、部屋に入ってしまい
そうでした。
女心は、複雑です。
本心は、話がしたくてたまりません。
いろんな言い訳を言ったあと、
ようやくミドリさんのもとへ。
話し始めたら、止まらない…
そんなヒビさんは、
毎年、千両荘の納涼祭に誘っても
「足が悪いから…」
という理由で、参加されていませんでした。
ところが、今年は、一番最初に、
「行きたい。」と言われました。
理由は、もちろん
『ミドリさんに会いに行きたい!』
からです。
この時ミドリさんは、居室のベットに
いました。少しだけ話ができたようです。
ミドリさんに会えたヒビさんは、
納涼祭を十分楽しまれました。
そして、今回、たっぷり話をした後、
朝、晩、お参りしていた仏壇にも
手を合わせ(仏壇が入ってませんが…)
次回は、「うなぎを食べに行く!」
と元気いっぱい、おっしゃって
帰っていかれました。
いくつになっても、
やりたいことや、叶えたい夢が
あるということは、
生きる支えや、希望になっているのですね。
当たり前のことで、
とっても大切なことなのに、
私たち自身が、
忘れていることのように思えます。
宮道