スタッフブログ

[2017-06-20]日常①【平尾荘】

 今年も、半分が過ぎ、残りあと半年となります。

 毎日毎日が大切ですね。

 先日、平尾小学校6年生の皆さんが、

 交流会の事前訪問で、平尾荘にいらっしゃいました。


玄関に、見事に靴の花が咲いています。

同じ時に、理事長先生の往診があり、この靴を見て、

感心され、「記念に写真を撮っておいて!」といわれ、記念写真。


平尾荘を見学した後、質問コーナーがありました。
 
職員や、入居者さんに率直な質問がたくさんあり、

子供の素直な感覚が、とても新鮮でした。

『老人ホームで働こうと思った理由は何ですか?』

『仕事の中で、好きなこと・楽しみにしていることは何ですか?』

『やりがいを感じる仕事は何ですか?』

等々…

日常で、忘れかけている大切なことを思い出させてくれる、

貴重な時間でした。


そして、入居者さんの日常は…

シーツ交換の手伝いをしていて、シーツがたくさん入った

袋を持ち上げようとしたとたん、圧迫骨折になってしまった

タモツさん。

痛くて、歩行器を使っていました。

ある日、中庭で何かやっています。


『何やってんの~?』

『車が汚れてるから洗ってんの。』

『腰、痛いんじゃないの?』

『痛いけど、汚れてたらきれいにしなきゃいかんでしょ?』

『無理しないでね~』

『わかってるよ~』

私は、歩行器の車を洗うなんて今まで考えたことがなかったので

思わずシャッターを切ってしまいました。

汚れたからきれいにするのは、当たり前のことですが、

腰が痛いのはどうなった…。


今は、すっかり良くなりました。

太鼓相撲の優勝トロフィーを持ち嬉しそうです。



草取りをしてくれるスギモトさん。

『手が痺れる。』と何かと、できない理由にするのですが。

はさみを左手に持ち、右手で草かきを持ち、

炎天下に草だらけの裏庭をきれいにしてくれます。

草取りは、大丈夫のようです。

細かい細工もお手の物です。

散歩に行ったついでに、花を摘んできて

お部屋にこんなに素敵に活けています。

あるもので工夫して、生活を楽しんでいらっしゃいます。


自分から『やってみよう!』と思えば、

多少の痛みや痺れは感じないものなのでしょう。


脚が痛くて歩くのがやっとの方が、

念願の買い物に出かけるとき、思わず走ってきました。

『走れるの?』

『自分でも驚いてる。気づいたら走ってた。』
『ココロが動くと、身体も動くんだね!』


深い一言です。

                   
                         宮道






過去の記事